支援物資をいただきました。

営業を再開してから約一週間。しばらくはお客さんは誰も来ないだろうと覚悟していましたが、多くの方が顔を見せに、顔を見にきてくださり、地震の前と変わらず店頭が賑わい本当に感謝しています。まだまだこれから大変だと思いますが、無理をせず頑張っていきましょう。

今回の熊本地震、とてもきつかったけど、嬉しいこともありました。全然面識のない山形市のRAF-RECというレコード店からご連絡をいただきました。そのメールの内容は、先日のRECORD STORE DAYの時に熊本地震の募金を行い、RSDで集まったものだから、RSDに熊本で参加しているお店に渡したい、というものでした。

山形のみなさんのご厚意をうちの店だけでいただいてよいものか悩みました。RSD JAPANへ参加しているのは熊本ではうちだけですが、何年も前からBIGINNERS RECORDSやiNaDAYと協力してRECORD STORE DAY熊本を開催していて、今年もいろいろ準備を進めていたので、それらのショップと共有できるようなものならいただいてもよいのかな、と考えました。

話しはちょっと前後しますが、そろそろ数が少なくなっていたので、LP用の発送ダンボールを注文しなきゃと思っていたところでした。しかし思いもよらぬ地震がきてしまい、熊本への宅急便がストップして、ダンボールがいつ届くかわからない状況になっていました。なので、地震後のご注文については、再利用のダンボールで対応させていただきました。事後報告になりますが。

LP用は業者から届きましたが、7インチ用の発送ダンボールもそろそろ注文しなきゃ、と思ってたところだったので、熊本のほかのショップと一緒に使うので、7インチのダンボールやOPP(レコード用のビニール)などを送っていただいてもよいでしょうか、とお返事しました。RAF-RECのオーナーの高取さんは5年前の震災時は仙台のレコード屋さんで働かれていて、お店が酷い状況になったそうで、とても親身になって対応してくださいました。届きましたダンボールとOPP、仲間のショップと利用させていただきます。募金していただいた山形のみなさん本当にありがとうございました。

もうひとつこの場を借りてお礼を。RSD JAPANの吉川さんからは、地震直後から、熊本のことを気にかけてくれ何度もメールをいただきました。RSDのホームページでも当店のことを紹介したり、23日の営業再開に合わせてRSDの特典を追加で送ったり、とサポートをしてくださりました。23日の再オープン直前にまたメールが届き、そこにはRSD参加アーティストやレコードショップからのメッセージが添付されていました。それを読んで営業前の店内でひとり涙しました。あのメッセージがどれだけ励みになったかわかりません。ある方からのメッセージにもあったのですが、僕も常々、世界中のレコード屋さんにいる人はみんな仲間だと思っています。吉川さん、みなさん本当にありがとうございました。

柄にもなくちょっとウェットなBlogになったので、景気づけにSDPの新曲を。九州のみなさんが普段通りにレコードが楽しめる日が早くくるのを祈っています。

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