フェアチャイルド

90年代のように心の底から爆笑することはないし、録画はもちろんせず見逃してもがっかりすることもないけれど、それでも惰性で見てしまう「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」。5月12日の放送は浜田雅功56歳の誕生日をお祝いした「ハイテンション・ザ・ベストテン」で、浜田にゆかりのある人がハイテンション・ギャグを披露するというもの。はっきり言って出オチというか、ゆかりのあるという人選オチで、大して笑うところもなかったけど、(一番面白かったのはココリコ遠藤で、ハイテンションを披露する場所の逆に行こうとして、おっと間違ったみたいな、いつものやつ)タレントのYOUがジェットコースターに乗って(浜田の好きな)石野真子のモノマネをして「プリティー・プリティー」を歌うというのは、ちょっと新鮮だった。日本アカデミー賞で優秀助演女優賞を受賞するほど女優として大活躍し、「ねほりんぱほりん」はじめタレントとして存在感を示すので、ここまで身体を張るとは思ってもみませんでした。まあごっつええ感じで鍛えられた恩人ダウンタウンの頼みは断れないわな。で、そのジェットコースターVTRを見て爆笑しながらダウンタウンも、まあ歌は下手じゃないんですよ、元々そっちでやってましたから、みたいなことを言っていて、YOUがボーカルで参加していたバンドのフェアチャイルドのことを思い出しました。

だめもとでAppleMusicで検索してみるとほとんどのアルバム、シングルが配信していて、ここ数日で全ての音源を聴き直しました。フェアチャイルドは元SHI-SHONENの戸田誠二がリーダーだったので、テクノポップの印象が強かったんですが、改めて聴いてみると、ボサノバ、レゲエ、モータウンからインディーダンスまで、とても幅広い要素をポップソングに落とし込んでいました。もちろん真骨頂であるメランコリックなテクノポップのクオリティーの高さは言わずもがな。当時CMや主題歌にもよく使われていたことからもわかるように、サウンドはマニアックなのにポピュラリティのある素晴らしい仕上がりに改めて驚ろかされました。そこで早速マイベスト的プレイリストを制作。手前味噌ですみませんが、はじめての方から大ファンの人まで満足していただけるなかなか素晴らしい内容になっていると思います。

で、ツイッターでこのプレイリストを紹介したら、数人がいいねやリツイートしてくれました。
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しかし改めてWikipediaを見てみると、僕の記憶とは逆で「解散の日の打ち上げでギターの人がわざわざベースの人を殴りに来て逃げて行った。彼女に車をスタンバイさせておいて、殴った直後に車に乗り込み、ドラマの様に逃げ、その後消息が知れなかったが、一昨年辺りにインドで発見された」と書いてありました。僕のフォロワー数くらいじゃ、デマを拡散するというほどのことにはなりませんでしたが、反射神経でツイートするのもあんまりよくないな、と反省した次第です。しかし、この真実めちゃくちゃですね。

サウンドやゴシップのことばかり書きましたが、YOUの書く歌詞も素晴らしく作詞家としてももっと評価されるべきだと思います。「誰にもあげる笑顔を 1人占めしたかった 優しさも火薬ね ハートこがす」「左側ばかり歩くから ゆうべ鏡むかい 横顔美人のエクササイズ 努力をみのらせて」など、四捨五入すると50歳になる初老の僕の乙女心も刺激され胸キュンしてしまいます。彼女の書く歌詞には、良い女になってフラれた相手を見返してやる、みたいなモチーフがちょこちょこ出てきて、そんな反骨精神も何十年も第一線で活躍できている理由のひとつかなと思いました。

イケてる若手には便乗ツアー

当店、3月7日にしれっと16周年を迎えまして、その時はイベントやセールもしなかったのですが、令和によい感じのスタート切りたいので、遅ればせながら5月2日(木・祝)に店内パーティーを開くことにしました。各方面でじわじわ話題の福岡のバンドTsuda Yuitsu GroupのフロントマンTsuda Yuitsu君の弾き語りライブをメインにお酒なども用意して楽しくやりたいと思っています。Tsuda Yuitsu Groupの18年にリリースされたファーストEPが大好きで年間ベストに選びました。70′Sシティポップスと90′Sインディーポップを絶妙にブレンドしたような、ありそうでなかなかないフレッシュなサウンドで聴けば聴くほどクセになります。
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4月27日には福岡で久々のバンドでのライブがあり、そこで待望の新作EP『Ⅱ』がリリースされます。
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そういった絶好のタイミングでレアなソロライブをやってもらえるので僕も嬉しいです。レコードも大好きなYutsu君にはDJもお願いしていますので、そちらもお楽しみに。狭い店内ですが、入場は無料になりますので、お誘い合わせのうえ遊びにいらしてください。

また、ダメ編集長(私)のせいで頓挫してしまった当店のメルマガでも映画と音楽を絡めた素敵なコラムを執筆してくれていたイッチさんことMy new dietもお祝いにかけつけてくれます。MAGNETIC FIELDSのステファン・メリットにも通じるNEW WAVE~エレポップサウンドですが、この名義では貴重な初ライブなので、僕もとても楽しみにしています。

そして次の日5月3日(金・祝)にはいつもお世話になっている八代のEndelea Coffeeさんで、Tsuda Yuitsu君のライブがあります。コーヒーも美味しいし、お店の雰囲気も最高なので、イケてる若手には便乗(©スチャダラパー)ツアー、両日足を運んでいただければと思います。Endelea Coffeeさん何度かうちのレコードも委託でお世話になっておりますが、この日からまた新しいレコードを持っていく予定なのでそちらもご期待ください。

GWいろいとご予定あるかと思いますが、みなさんにお会いできるのを楽しみにしています。

PEANUTS RECORDS 16th anniversary party

2019年5月2日(木・祝)15:00~20:00
at PEANUTS RECORDS
入場無料

LIVE
Tsuda Yuitsu (Tsuda Yuitsu Group)
My new diet

DJ
696 (696 night/熊中放送部)、NAKAGAWA 、Tsuda Yuitsu 、レゴ宙

Tsuda Yuitsu
サイケデリック・インディーバンドasoboysや朋友kensei ogataとのインディーダンス・ユニットHalo Twinなどの活動を経てTsuda Yuitsu Groupを結成。シンプルな言葉を使った深みのある歌詞と、浮遊感のあるメロディアスなサウンドに中毒者多数。18年1月ファーストEP、19年4月に新作EP『Ⅱ』リリース。またHearsays、Num Contenaなどのレコーディングやプロデュースもこなす福岡インディー・シーンのキーパーソン。
http://tsudayuitsugroup.tumblr.com/
https://tsudayuitsugroup.bandcamp.com/

My new diet
いくつかのバンドに参加しながら、様々な楽器や機材を集め自宅スタジオをつくりあげた宅録おじさん。音楽、映画、本、アートなどに造詣が深く、インプットしたサブカルチャーをいぶし銀のNEW WAVE~エレポップ・サウンドにアウトプットする遅れてきたルーキー。妻でもある野田ちか子のCD作品やライブへも参加。
https://soundcloud.com/studio-ingen

Tsuda Yuitsu solo live

2019年5月3日(金・祝)
at ENDELEA COFFEE(八代市横手新町)
開場19:00 開演19:30
1500円(ワンドリンク付き)

予約 ENDELEA COFFEE (090-3663-6742)、PEANUTS RECORDS(096-351-6678)

「ネットフリックス大解剖」とThe OA

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DISK UNIONのDU BOOKSから出ている「ネットフリックス大解剖」という本を読んだ。傑作と呼ばれ人気の高いNETFLIXのオリジナル・ドラマ11本を詳しく解説したもので、僕はこの中で紹介されている中で完走したのは「ベター・コール・ソウル」(と「ブレイキング・バッド」)と「ストレンジャー・シングス 未知の世界」と「ブラック・ミラー」の3本だけだったが、より深く理解できる内容でとても面白かった。「ナルコス」はスチャダラパーのANIが紹介していたので挑戦したのだけど、シーズン1のエピソード1で何度か断念していた。しかしこの本でシーズン1のエピソード2から劇的に面白くなると書いてあったので、もう一度挑戦してみようと思う。紹介されたそれぞれのドラマで筆者が違うので、その文章や解説の好き好きはあったけど、きっとこの本で紹介されているのは、話題にもなっていてハズさないものばかりなんだろう。なので、これから気長に全てのドラマを見ていこうと思う。
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で、最初に見たのがThe OA。名前はなんとなく知っていたけど、全然興味もなくマイリストにも入れていなかったので、この本がなければ見ることはなかったはず。行方不明になっていた盲目の女性プレイリーが、7年ぶりに地元に戻ったら何故か目が見えるようになっていた。というところから話しはスタートする。4人の若者と1人のおばさんを仲間にし、夜な夜なその7年間の話しをプレイリーがみんなにしていくというのが大まかな筋。臨死体験をメインにオカルトというか宗教的というか自分にはあまり馴染のない感じだし、派手な展開もなくじわじわストーリーが進んでいくだけなのに、何故かハマってパート1を数日で見終えた。とにかく最後のエピソードがもの凄くて感動した。ネタバレしないように書いているので、何のことかわからないだろうし、クセがありまくるドラマなのでハマる人はハマるけどダメな人は完全にダメだとも思います。でも個人的には傑作だと思うし、せっかくならあまり前情報を入れずに見てもらえればな、と。ちなみに前述の「ネットフリックス大解剖」はめちゃくちゃネタバレしているので、見る前に読まないほうがいいですよ。

で、ナイスタイミングで3月22日からパート2もはじまって、こちらもほぼイッキ見しちゃいました。ワケあってみんなと離れ離れになったプレイリーの場面と仲間になった若者とおばさんの場面に加え、新たな登場人物として謎を解く探偵も加わり、その3つの場面が複雑に絡むスリリングな展開。特に若者とおばさんのパートはロードムービーというか青春映画のようで、めちゃくちゃ面白く、これはパート1を越えたかも、と思いました。が、後半の展開があまりにもぶっとんでいて難解すぎたうえに、謎が解ける前に新たな謎をたくさん放り投げられたようで、ちょっと消化不良。この謎や伏線をパート3以降できちんと回収できるのであれば、もの凄い傑作と語られることになるのではないでしょうか。まだだいぶ先になるでしょうが、続きが楽しみなドラマです。

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にわか

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「にわか」に関しては優しくありたいし、優しくされたいと常々思っています。何かのきっかけで興味を持つのは当たり前。ピエール瀧騒動で興味を持ちメルカリでCDが高騰するのも想定内。もちろん作品のお蔵入りや自主規制に賛成ではありませんが、電気グルーヴって同情されたり署名されたりするのが似合わないので僕は署名はしません。署名したほとんどの人は今まで電グルのCD買ったことないだろうし、もし回収撤回されてもCD買わないだろうしね。というのは今回のブログとは全く関係のない話し、冒頭からいきなりの余談で失礼しました。

先日、30周年を記念した大人計画大博覧会in福岡と松尾スズキのトーク「なんとかここまで起訴されず」を見に行ってきました。トークショー本編はもちろんですが、最後の質疑応答も十分時間を取ってくれ、大変面白かったです。本編で松尾さんが、大人計画は授業で答えがわかっていても挙手しない人や、グイグイこないタイプの人を集めたと話していたし、なにより500人のお客さん前に発言するのは緊張するので、僕は様子を見ていました。しかし前のほうの席に座っていた女性は誰よりも早く手をあげて「先日入江雅人さんの帰郷という舞台を見たらそのグッズのイラストを松尾さんが描かれていましたが、これからイラストの仕事も考えられているのでしょうか?」と質問しました。松尾さんの活動を少しでも追っていたらコラムをはじめたくさんのイラストを描いていることは知っているだろうし、何より今回の博覧会の入ってすぐのスペースに大量のイラストが展示してあったので、この質問には面食らいました。松尾さんも大人なので、元々漫画家志望でイラスト仕事をしていて腱鞘炎になり断念したことなど丁寧に答えていたのですが、そのあとも、入江さんのイラストを描いた経緯や、もしスケジュールが合えばその公演に出演していましたか?、などとグイグイきました。

その人のおかげでどんな質問をしてもよい雰囲気ができたのも確かで、その後は硬軟とりまぜよい感じの質問が続き和気藹々とした雰囲気の質疑応答になりました。7、8人くらいの質問が出たところで意を決して僕も挙手しました。本編でも松尾さんの笑いに対するこだわりがたくさん語られていたので、コラムなど活字の笑いについてのモチベーションについて質問しました。コラムを書き始めたころは最大8誌くらい連載を持ち、その当時は大人計画の名を広めるために書いていた。「こんなに面白いコラムを書く人のやっている劇団ならきっと面白いはず」と思ってもらおう、と。だからひとつひとつのコラムに下手は打てないというプレッシャーがあった。今は3誌だけの連載で書きたいことを書けている。など貴重な話しが聞けてとても嬉しかったです。

司会をされた演劇ジャーナリストの徳永京子さんもツイッターで『「30祭」トーク、ある参加者の方方の質問に答えて、松尾さんが書くモチベーションについて話していたことが心に残る。「以前はたくさんいた、文章で笑わせる人が今はほとんどいない。自分はそこを続けていきたい」』とつぶやかれていて、我ながらよい質問したなと自画自賛しています。

そのあと、大人計画の劇団員を怒ったことはありますか?という質問があり「怒らないと何もできない人の集団だから怒りまくった」と答えていました。舞台の袖の幕は劇中は「無いもの」なのにそれを暖簾をあらよっとするように手で払って出てきたらそりゃ怒るでしょう、と舞台の袖まで動き身ぶりを加え話し、「大人計画の30年はこういう人との戦いだったのです」と声を大きくすると観客みんな爆笑しました。

楽しかった時間はあっという間に終わり司会の徳永さんがこれが最後の質問ですと言うと、また前のほうに座っていた別の人が挙手して「以前いいともに出られたと思いますがその時のネームプレートは取ってありますか?」と質問しました。正直、最後にその質問かよ、と思いましたが、松尾さんも「前のほうにはミーハーな人が多いですね」と言い「正直どうなったかわかりません」とぶっきらぼうに答えました。質問者もそれでもひるまず「もうひとつだけ。その時のタモリさんの匂いはどうでしたか?」とグイグイきました。松尾さんは「申し訳ありませんがタモリさんの匂いはかいでません」と言い、そのあと「大人計画の30年はこういう人たちとの戦いでもあったのです」と言い捨てて、トークショーは終わり、この日一番の爆笑が起きました。まさか「にわか」の人たちが松尾さんの仕込みということはないと思いますが、完成度の高い喜劇を1本観終えたような充実感がありました。

僕もこれからまだいろいろ初めてのことに手を出し「にわか」になることは多々あると思います。ただ、可愛げのある「にわか」になる努力をすることだけは忘れないようにしよう、と心に誓った次第です。

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Peanuts Journal vol.2

当店入荷で(3月11日現在)在庫のあるレコードの収録曲を使ったプレイリストの第二弾を公開しました。BGMにご利用してもらえれば嬉しいです。第一弾も合わせてチェックしてみください。気に入った曲が収録されたレコードは購入していただけるように、商品ページへリンクを貼っています。売り切れたらリンクを消去していきますので気になる方はお早めに。

1.AMERICA “RIGHT BEFORE YOUR EYES”
2.CARPENTERS “I WON’T LAST A DAY WITHOUT YOU”
3.DIANA ROSS “YOU GOT IT”
4.STEVIE WONDER “YOU’VE GOT IT BAD GIRL”
5.ORIGINAL LOVE “微笑について”
6.HI-FI SET “ファッショナブル・ラヴァー”
7.中原めいこ “魔法のカーペット”
8.杏里 “最後のサーフホリデー”
9.MIDNIGHT STAR “OPERATOR”
10.BAXENDALE “I BUILT THIS CITY (JUSTUS KOHNCKE MIX)”
11.THE AUTOMATIC “MAGAZINES”
12.GIRLS ALOUD “UNTOUCHABLE”
13.ACHILIFUNK SOUND SYSTEM “NERAI UCHI”
14.REVL9N “SOMEONE LIKE YOU”
15.SPANDAU BALLET “CHANT No.1″
16.BOOM BIP “THIRD STREAM (FOUR TET REMIX)”
17.ZERO 7 “HOME (BEN WATT REMIX)”
18.SHORTWAVE SET “NO SOCIAL”
19.BLUR “COUNTRY HOUSE”
20.KENICKIE “MILLIONAIRE SWEEPER”

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このサイテーな世界の終わり

一年くらいNETFLIXのマイリストに入れてていつか見ようと思ってたんだけど、ツイッターでナオヒロック氏が「なんとなく観はじめて面白くて最後泣いてしまった。」つぶやいていたので、「このサイテーな世界の終わり」をしばらく前に一気見しました。
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大まかな筋はサイコパスの少年ジェームスと人生の全てを変えたい少女アリッサが衝動的に二人旅に出る、というもの。繊細すぎてまわりと打ち解けることのできない二人が少しずつ心を通わせていくものの、いろいろと深刻な事件を起こしてバッドな方向にブレイキングしていくというイギリスらしい青春ブラックコメディー。主人公の倍以上の年齢のおじさんになっても、繊細さと反骨精神を絶妙にブレンドしたネオアコ的な世界観は大好物です。

現在公開しているシーズン1は全8話で、しかも1話がテレ東の深夜ドラマよりも短い20分前後というコンパクトさも良いですね。1話が40分前後という海外ドラマのスピード感に慣れると、なかなか長い映画を見る気にならず、NETFLIXやAMAZON PRIMEの配信で見ようと思っても2時間越えると、長いなまた今度、となってしまいます。40分4話とかは平気で見るのに。だから「このサイテーな世界の終わり」の1話20分でちゃんとストーリーを進めて山場も作るというのにはかなりハマりました。シーズン2の配信が待ち遠しいです。

あとサントラはBLURのグレアム・コクソンが出がけていて、乾いたサウンドが映像にマッチしていますし、その他の劇中歌もたくさんよい曲が使われているので、音楽好きなみなさんにもおすすめです。

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僕の好きなランニングコース 2

昨日は年に一度の熊本城マラソンでした。僕も走りはじめたのは2017年の大会へのエントリーがきっかけだったので、今年も参加したかったのですが、残念ながら落選し、仲間の応援に行ってきました。僕らは幽霊部員3名を含む9名でRUNNING PUNXというチームを組んでいます。すでに何度かフルマラソンを完走したことのある経験者にアドバイスをもらううちに自然発生的にこのチームになりました。平均年齢40前後のおじさんたちばかりで、チームランと飲み会の比率はほぼ同じくらいの緩い集まりですが、楽しく情報交換をしております。老若男女、実力は問わず人柄重視で新メンバーも募集しておりますので、初心者のみなさん(と偉そうに言うほど僕も速くはありませんが)もお気軽にご参加ください。

今回は4名が当選しましたが、暑すぎず寒すぎずの気候も味方したのか全員が完走し、自己ベストを更新したり、初サブ4を達成したりととても良い走りを見せてくれました。僕はスタート地点と熊本城ゴール前の最後の難関の坂の途中で応援し、とても楽しい大会になりました。スタート地点はさすがに仲間を見つけることができませんでしたが、自分は走らないのにランナーの緊張感が伝わりドキドキしました。ゴール前の坂ではみんなに声をかけ、よい笑顔を見ることができ嬉しかったです。

そして参加した多くのランナーの走りに刺激を受け、今朝は早速熊本城まで朝ランをしてきました。熊本城は好きなコースのひとつです。京町側から熊本城を目指し、熊本城マラソンの最後の難関を逆に下り、そこから新町や白河沿いなどコンディションによって距離を増やせるのもよいですし、何より二の丸公園から見える熊本城の姿が素晴らしいです。熊本地震後の修復の進み具合もわかるし、お城の後ろに日の出が見えるのも朝から贅沢した気持ちになれます。僕に限らず、ランニングをされている方は一度は走りに行ったことのある聖地と言えるでしょう。

もちろん今日は熊本城マラソンのコースと同じ、新町の子ども文化会館側から坂を上るコースを走りました。
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マラソンコースの41km過ぎから、写真のように上り坂がずっと続くので、普段普通に走ってもなかなか辛いのですが、40km走ったあとは「こんな坂道考えたやつはバカじゃないの?」と悪態をつきたくなるくらいです。でも、確かに平坦なところに城があったらすぐ落城されるからしょうがないですね。本当に辛いのですが、完走後はそれを上回る感動があります。これはやっぱり走った人にしかわからないと思います。来年こそはまた走りたいので、2020年大会に備えて、ランニングのトレーニングと並行して、クジ運を高めるトレーニングもしておこうと思っているところです。

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「大人計画」ができるまで

活字で笑うのが好きになったのは、中島らもの明るい悩み相談室からで、10代のうちにそれまでに出ていたエッセイや小説は全て読んでしまった。いま、中島らも、というのはヒップじゃないのかもしれないけど、関西のアンダーグラウンドシーンのことや町田康やいしいしんじなど書籍を通して知ったことも数多くあり、影響を受けました。

その次がリリー・フランキーとナンシー関。リリー・フランキーはロック雑誌のクロスビートのコラム連載で知った。どぎつい下ネタばかりなのに、どこか上品な感じで大好きになった。いまでは名俳優として大活躍していますが、大ヒットした「東京タワー」(僕は未読ですが)以降はコラムはほぼ書いていないようで残念です。

ナンシー関はホットドッグプレスやチェックメイトなどのファッション誌で知って、まわりの友達とも「今月号読んだ?」といつも話題になっていました。ご存知のように39歳という若さで亡くなってしまいましが、キレまくったテレビ批評まだまだ読みたかったです。以前ツイッターで、「今ならナンシー関は松本信者乙で終わってた」、というつぶやきを見て、それは乱暴すぎるとは思ったけれど、若かりしスチャダラパーが景山民夫にラップしたように松本人志に対して「あんた誰?」と言えたかどうかは見てみたかったです。

松尾スズキはロッキングオン社の音楽雑誌BUZZの連載「同姓同名小説」で知りました。いまでも疎いが97年当時は演劇のことなど全く知らず、こんなに面白いコラムがあるのかと衝撃を受けました。そのあとしばらくしてからTV BROSでの連載もはじまり、かれこれ20数年の付き合いになりました。コラムや小説もたくさん読んだし、松尾スズキに限らず大人計画の役者を映画やテレビで見かけると、何故か安心します。
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今月号のTV BROSで松尾スズキ+大人計画30周年特集が組まれていて、その記事と、同誌で紹介されていた『「大人計画」ができるまで』を読みました。宮藤官九郎や阿部サダオをはじめとしたスター集団がいかにして集まっていったかが語られていて、大河ドラマの「いだてん」も全くの部外者ながら感慨深い気持ちで見るようになりました。これだけの密度と詳細さなのでしょうがないとは思いますが、ビートたけしの「たけしくん、ハイ!」や「コマネチ」と同じ聞き書きだったので、松尾スズキ本人の文章で読めなかったのはちょっと残念でした。

地方にいるとなかなか舞台を見る機会はなく、唯一見れたのは12年の一人舞台「生きちゃってどうすんだ」の福岡公演だけです。実はこの1週間前に親父が亡くなったばかりで、人はどんなに悲しくて打ちひしがれている状態でも笑うことができることを知り、救われました。その時のことも思い出し、「笑いが好きなんだよね。人が笑ってるときというか、笑わせてるときって、少なくとも、そのときだけは、しらふでなく、いられるから。」という言葉が一番グっときました。

3月に30祭凱旋 大人計画大博覧会in福岡があり、その一環として松尾スズキのトーク「なんとかここまで起訴されず」が開催されます。すでにチケットは完売。かなり後ろの席ではありますが、なんとか押さえることができました。星野源ヤフオクドームのリベンジができ嬉しく思っています。

また最後に余談ですが、この本を読んで大人計画とスチャダラパーのLITTLE BIRD NATIONの共通点を多く見つけました。スチャダラパーはCDデビューの90年をSINCEにしていますが、結成88年なのでほぼ同期であること。大人計画、LITTLE BIRDとも天才集団で所属しているみんなは多方面で大活躍していること。でも集まると昔と同じ距離感で活動ができること。そしてどちらも宮沢章夫から多大な影響を受けていることなどなど。松尾スズキが大人計画を立ち上げた時は25歳でそれでも十分早いのですが、LITTLE BIRD NATIONを立ち上げた時にSHINCOはわずか20歳。本当に早熟の天才だな、と改めて。

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Twee Female Rap

DJみそしるとMCごはんとLYRICAL SCHOOL(リリカル・スクール)が好きなことは以前「ピーナッツ・レコードの穴」でも書きましたが、そのリリスクの新曲TOKYO BURNINGが早くも19年のベストシングルか!?というくらい気に入っていてyoutubeと7インチを繰り返し、エンドレスでリピートしています。

このTOKYO BURNING、詞曲プロデュースが先日入荷したHAPPFATの7インチにも参加していたRIP SLYMEのPESでその才能に改めて驚いています。本家リップはアレでアレですが、本当もったいないな~、と。

まあそれは置いておいて、このリリスク効果もありこのあたりのフィメールラップを掘っているのですが、僕の好きなインディーミュージックとの共通点を感じますます好きになっています。インディーポップやアノラックと呼ばれる音楽の何が好きかというと、ギター買って仲間とバンド組んで音を出してみる、というとりあえず楽しそうだから何かやってみようというDIY精神と、凄いテクニックはなくてもそれをセンスが上回ることもある、というのを表現していたところ。そこでTALULAH GOSH~HEAVENLYのアメリア・フレッチャーやGO SAILOR~SOFTIESのローズ・メルバーグが21世紀の日本に生まれていたら、きっとインディーポップではなくてヒップホップをやっていて、こんな曲をつくっていただろうな、という妄想でプレイリストを作りました。普段ヒップホップを聴かないインディー・リスナーにも楽しんでもらえると思いますので、よろしければ。

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読み聞かせ

学校行事のビブリオバトルで小2のムスコが低学年代表になり、お昼の校内放送で発表するそうで、親バカな僕は大変喜んでいます。親戚からもらったamazonギフトカード(図書券じゃないのが21世紀的ですが)で自分で選んで購入した「家なき子」をおすすめしたと言ってました。
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0歳のまだ全然しゃべれない頃から自分が家にいる時は毎晩寝る前に絵本の読み聞かせをしているので、本好きになってくれて嬉しいです。まだ小さい頃は胡坐をかいたヒザの上にちょこんと座って、そこを特等席と呼び、簡単な絵本を読んでいました。僕が子どもの時に大好きだった「おさるのジョージ」や「きかんしゃやえもん」をまた自分の子どもと一緒に読めるのは凄いことだよな、と思いながら。今は、ちょっと長めの本を数日にわけて読んだり、スヌーピーやドラえもんのコミックを一緒に見たりしています。字を読めるようになってからは自分でも学校の図書館を利用して、前述の「家なき子」などの10歳までに読みたい世界名作シリーズやアルセーヌ・ルパンやシャーロック・ホームズなんかを読んでいるみたいです。

僕も通った小学校では週に一回、保護者や地元のみなさんがそれぞれの教室に入って絵本を読む「読み聞かせ」の時間があります。僕も今年から参加することになり、年末に何度が見学に行きました。6年生だと、さすがに真面目に聞いてないだろうと思っていたのですが、黒板の前に体育座りで集まって真剣に聞いている姿にちょっとびっくりしました。低学年から「読み聞かせ」の時間をつくってくれているから、本を読むのが身近なものになっているんでしょう。子どもの時に本を読まず、大人になって急に読めと言われても難しいし、なかなか良い取り組みだなと思います。

正直国語の成績とかはどうでもいいんですけど、これまでの人生の中でも本に助けられたという経験が数えきれないほどあるので、このまま本を読むのが習慣化すればいいな、と思います。おそらくあと数年たてば親父と一緒に読むのがいやになるだろうから、それまでは一緒に楽しみたいものです。

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